無料で貰えるなら高価なアイテムの方が嬉しい。

企業や製品を宣伝するために配布するノベルティグッズは、受け取る方としては少しでも使い道が多くて高価な品がお得感もあり嬉しいです。 よく使ってもらえる方が宣伝したい企業ロゴや商品名も目につきやすくなりますし、宣伝効果も大きくなることは間違いありません。 ポケットティッシュは単価が低くてもそこそこ使い道もあり、花粉の飛ぶ季節なんかはとっても重宝がられるのでノベルティグッズとしては有用ですが、 いつもそれでは他のライバル企業と被ってしまうこともありそうですし、たまにはもっとお得感のあるアイテムを採用しようかなと考える企画者もいます。

そこでお勧めなのが最近若者が身につけている缶バッジです。 アクセサリーとしてお洋服やカバンに取り付けられるこのアイテムはオシャレな若者に人気のアイテムなので、 希少価値のある限定配布の缶バッジが手に入ったらきっと大喜びしてくれるでしょう。 単価は発注する数量にもよりますが、まとまった数の注文なら40円~50円で製作することができますのでそれほど大きな負担にはなりません。 駅前をよく通行する人にとってはテッシュはもはや無料でもらえる品になっているため、何千回も受け取っていると驚きも感動もありません。 結局は高価でもないし特別なアイテムでもない、なので受け取っても何の感情もわかないという人も駅の利用者には少なからずいます。

ですが缶バッジならたいていの人は良い反応をしてくれます。 「こんな立派な品をもらっちゃっていいの?本当に無料なの?」とちょっとビックリした顔をしてお礼を言われそうな勢いがあります。 高価な品の方が喜ばれるといっても使い勝手が悪ければあまり意味はありません。 多くの人に受け入れられる、使ってもらえる品でなければノベルティグッズとしては失敗作、つまりは落第になるのです。

例えば買えば数千円するようなルアーに企業のロゴを入れて配布しても、釣りをやらない人が受け取ったら捨ててしまいたくなるでしょう。 ここ10年以上習字をしていない人が墨汁を駅前で貰ったら、家まで持ち帰ることなく途中でゴミ箱に入れる確率はかなり高そうです。 駅のゴミ箱に入れそこなっても途中でコンビニに立ち寄って、企業のロゴが入った墨汁をポイしてから店内に入り タバコと冷たい缶コーヒーを各1つ買うサラリーマンの姿が目に浮かぶようです。 もしも自分で買おうとしたら数百円、ひょっとしたらこのサラリーマンがコンビニで消費した金額を越えるかもしれない墨汁ですが、 書道に興味のない人が貰ったら1円の価値も見出せずに廃棄するだけなのです。

そんな理由もありノベルティグッズに採用されにくいのが墨汁ですが、その点缶バッジなら幅広い年齢の方に喜んでもらえます。 オシャレに興味のある若者はもちろん、若者に尊敬してもらいたいと願う中年や孫の気を惹きたい高齢者が缶バッジを集めたがっている、と ニュースでも報道していそうですし、あまりオシャレに気を使わない若者でももし所持していたらさりげなく着用するでしょう。 またそれほどかさばりませんので、いくつか貰っても困ることはありませんし受け取った途端にポイ捨てされることもありません。 よほどそのアイテムに恨みを持っている人でなければ、ポケットテッシュと同じかそれ以上に活用してもらえるはずです。

テッシュよりもやや高くなるので毎日大量に配布するのは厳しいかもしれませんが、希少なノベルティグッズとして利用するのならバツグンの効果を発揮するでしょう。 平常時はポケットテッシュを使うけど新商品や新たなサービスの宣伝には缶バッジという企業もあるようですし、上手に使えれば売上倍増です。